お彼岸とは・・・・ 「彼岸」とは、インドの古い言葉のパーラミター(波羅蜜多)を音訳したもので、 「向こう岸に渡る」という意味で、迷いの此岸に対し、悟りの世界のことです。 私達が仏の教えを信じて、この迷いの岸から真実の世界である向こう岸に渡る事 を望んでいても、つい煩悩という強い水流に押し流されて、この迷いの岸から一 歩も抜け出すことが出来ずにいるのが現実の姿でしょう。 仏の教えは、この迷いの世界から抜け出して真実の世界に至るには、考えてい るだけでは駄目で、行動を起こすことを教えています。 彼岸に渡るには、どうしたら良いのでしょうか。 水流に流されないように、常日頃から身体を鍛え力強く泳ぎ切ることです。つま り、如来の力を信じ、波羅蜜多行を実践することが必要です。 基本的な波羅蜜行は六つあります。 一、布施 相手に感謝して進んで人に施す。 二、持戒 悪いことをしないで、善いことをする。 三、忍辱 不平不満を言わないで、我慢をする。 四、精進 努力に励む。 五、禅定 心に濁りなく、静けさを失わない。 六、智慧 物事を正しくとらえ、真理をみきわめる力を養う。 如来を敬い、慕い、守護を受けて、六つの行いを実践に移すこと、そのまず一歩 として彼岸会において日々の生活を反省し、ご先祖様や、因縁のご霊様を追善供 養し、共に仏道に精進致しましょう。 「春秋彼岸会の御案内」 日 時 行事予定表参照 供養志納料 2,000円/1霊 (例 ○○家有縁之霊位、○○家水子之霊位、○○家因縁之霊位) 1,000円/個人供養 (例 父 俗名○○○○之霊位、愛犬○○之霊位) ※御実家の供養も大切です。